サルチネス
2012年 09月 19日
こんばんは。スタッフ米田です。
個人的に期待していた漫画の新刊のご紹介。
『サルチネス』 古谷実
20年くらい前に(もうそんな前になるのか・・・) 行け!稲中卓球部でそれまでのギャグマンガの型を破り、話題を呼んだ著者による2年ぶりの最新作。
著者はもう10年以上ギャグマンガを封印して、人間模様を描写していますが、特に今作品は、ところどころ、笑えるシーンが散りばめられています。
30代、引きこもりの男性が愛する妹に安心して嫁に行ってもうら為に、自分を見つける旅に出る。
今の社会的にリアルな設定です。
同作者で少し前に映画化された『ヒミズ』はものすごく重い世界でしたが、それから数作品を経て、この物語はかつての作風の笑いの要素と、人間描写を絶妙にミックスしている内容だと思います。
お好みはあるかと思いますが、オススメの作品です。(大人向け)