10年の力
2009年 06月 09日
「その20~30人の中でぼくが一番うまかった
から物書きになったかというと、絶対違うんです。
わずか、20~30人の中でもぼくよりうまかったのが
最低5、6人はいました。
その当時、絶対にぼくより才能があった。
その連中がひとりも物書きになっていないのは、
仕事とか家庭の問題とかであきらめただけなんです。
(中略)
これは小説家としての問題だけではなくて、
夢を持ったときに、どんなものでも今の世の中は
10年その願望を持ち続ければ、必ず成就する
というふうに思いますよ。
10年なにかに熱中することは、好きなことであっても
なかなか難しい。
逆にいうと10年間頑張るという気持ちでいれば、
たいてい成就します。」
ながながと引用しましたが、
Numberというスポーツ雑誌の中で、
前回のドイツW杯後引退を表明した後、
再び代表に復帰した時の心境やエピソード、
次の南アフリカW杯に向けての意気込みなど
が書かれた、サッカー日本代表のキャプテン
中澤祐二選手の黙示録と題された記事の中で、
中澤選手が自分の経験や節目で感じたことを、
ある小説家の人が言っていた上記引用の言葉、
「10年の力」と言って紹介していた。
昔から「継続は力なり」とは、よくいいますが、
最近特に積み上げていく事の大切さを、
私自身も、感じたりしています。
永遠に努力というよりは、
「10年の力」という方がまだ頑張れそうですよね